【レポート】第38回乱読の読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第38回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2021年7月10日(土)
  • 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
  • 参加人数:4人
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

フェアユースは経済を救う デジタル覇権戦争に負けない著作権法  / 城所 岩生

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。内容としては、ある一定の条件のもとでは著作者の同意無しで著作物を利用できるという「フェアユース」という考え方についての本。二次創作やコスプレ、実況動画など著作権的にグレーな部分に興味がある方にもおすすめです。

欧米諸国ではある程度規則として定着してきている「フェアユース」という考え方ですが、日本においては未だに制度整備がされておらず、それがイノベーションの阻害になっているのではないかというのが主な主張です。著作権について勉強する意味でも、おすすめの一冊です!

デジタル・ミニマリスト / カル・ニューポート

この本は以前「津波の霊たち 3・11 死と生の物語」を紹介頂いた方のベスト本です。実はこの「デジタル・ミニマリスト」という本は以前別の方にもベスト本として紹介されており、その人気の高さが伺えます。内容としては、デジタル依存の闇とその対策について書かれているというもの。

紹介者の方はご自身でアプリを入れてスマホの利用状況を確認した所、想像以上に時間を使っていることに驚いたとおっしゃっていました。とても身近にあるものだからこそ、その依存性は恐ろしいものですね。スマホとの付き合い方を考えさせられる一冊です。

モモちゃんとアカネちゃんの本 / 松谷みよ子

この本は以前、「正しいパンツのたたみ方」を紹介していただいた方のベスト本です。この読書会としては児童書の紹介は初ですね!私自身としてはなかなか自分で触れることのない分野の本だけに、こういう機会にお話をきけるのはとてもありがたいです!

私自身は読んだことはないのですが、非常に有名なシリーズらしく、参加者の中にも昔読んだことのあるという方もいらっしゃいました。児童書ということで、こども健やかな成長などの可愛らしさもありながら、離婚や人の死などのテーマも出てくるとのこと。そのようなテーマを児童書に落とし込んでいるからこそ、長く愛される作品なのかもしれません。

成り上がり 金融王・安田善次郎 / 江上剛

この本は以前「奇跡の醤」を紹介していただいた方のベスト本です。内容としては、幕末から明治、大正にかけて活躍した実業者で、今のみずほグループの土台を作った安田善次郎の生涯を小説として描いたというものらしいです。なかなか印象深く、読み応えのある一冊だったとおっしゃっていました。

私も安田善次郎さんのことはほとんど知らなかったのですが、本人の実力よりも生まれが重視されていた時代において、富山の下級武士から商人として成り上がった方だそうです。世のため人のために働くことが仕事の醍醐味であるという文章が印象的だったとのことでした!

詳細レポート

もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。