【レポート】第23回レバレッジ・リーディング読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第23回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2020年11月14日(土)
  • 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
  • 参加人数:3人
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

シャオミ 爆買いを生む戦略 / 黎 万強

こちらは、わたくしKJが紹介させていただいた一冊。最近日本でもスマホが販売されるようになって話題になっている「シャオミ」という中国企業のコンセプトや営業戦略を紹介した一冊。あまり中国企業はウォッチしていなかったこともあって、読んでいて新鮮で面白かったです!

シャオミのコンセプトは「ユーザーは友達」。これだけ聞くとチープでありきたりに感じてしまいますが、読み進めてみるとその徹底ぶりに驚かされます。エンジニアが自らユーザーからのコメントに対応することや、スターを起用しないブランド戦略など、ユニークな方針でここまで台頭してきたことは注目すべきだと思わされます。

インビジブル / 坂上泉

この本は以前「建築と権力のダイナミズム」を紹介していただいた方のベスト本です。ジャンルとしては警察小説・社会派ミステリーの類で、1950年代を大阪を舞台とした物語。1950年代は警察の組織が大きく変わった時代らしく、現代の警察とは違った組織をあつかった作品というのが新鮮だったとおっしゃっていました。

戦後史は学校の教育過程ではあまり扱われることが少ないですが、小説という形でそれを知ることができるというのも良かったとのことです。キャリア組と現場叩き上げのコンビで問題の解決にあたる展開になっているみたいで、バディ小説としても面白いようです。気になりますね!

宮本常一 旅の手帖 <庶民の世界> / 宮本常一

この本は以前「急に具合が悪くなる」を紹介していただいた方のベスト本です。宮本常一という「旅する民俗学者」が各所に投稿した記事や論文をまとめた本のようです。副題のとおり、書いている内容は歴史の表舞台にはでてこない「庶民の世界」にフォーカスした内容であるとのこと。

「旅する民俗学者」という名前にも現れているように、離島や漁師農民、鉱山などなど、いろんな現場を訪ねて庶民の生活を足をつかって調査したものだそうです。紹介者の方は、現代とは違う時代であり、人々の時間感覚が今とは全く違うにも関わらず、今の自分の考えにも通じる部分を感じたそうです。

詳細レポート

もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。