こんにちは!
ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第18回目の読書会について紹介します!
読書会概要
- 開催日:2020年8月22日(土)
- 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
- 参加人数:5人
- 読書会全体の詳細はこちら
参加者の読んだ本リスト
この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。
紹介された本
ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学 / 森山徹
この本はわたくしKJが紹介した一冊。せっかくなので8/8の会とは異なる本を紹介することにしました。内容としては、ダンゴムシを使った様々な動物行動の実験を通して、「心」というものを捉えなおそうというもの。
予想外の状況に立たされた時に起こす行動の源泉としての「心」。ダンゴムシを使った数々の実験が興味深く、その結果もまた驚きの連続です。人間の「心」とは何か、「知性」とは何かを問う、なかなか奥の深い一冊です。はたして、ダンゴムシに「心」はあると言えるのでしょうか?
「1日30分」を続けなさい! / 古市幸雄
こちらは、以前「習慣の力」を紹介していただいた方の紹介本です。内容としては、良い習慣(勉強など)を継続するために必要な心構えや具体的な方法論の解説です。紹介者本人は、学生時代に一度読み、最近再読したら想像以上に良いことが書いてあると思ったそうです。
紹介者の方が強調していたのが、自分が望ましくないと考える習慣(テレビなど)で浪費される時間を具体的な数字として書いているのが良いという点です。一日2時間というと大したことがなさそうに見えますが、それを生涯年数で考えると想像以上の数字になるので、そういった数値があることでよりリアルに感じられますね。
運気を磨く / 田坂広志
こちらは、以前「数学する身体」を紹介いただいた方のベスト本。私は全然知らなかったのですが、この本の著者は企業の人事研修においては売れっ子の方らしく、人を前向きに導くのがうまい方なのかも知れません。この本でのポイントは「習慣を改める」「解釈を変える」「覚悟を定める」の三つだとのこと。
特に「解釈を変える」の部分が印象に残ったとのことで、ネガティブな記憶に引きづられるのではなく、「ポジティブ」な記憶に目を向けるという話がありました。確かに、人間どうしても嫌だった過去を覚えていてしまうものですが、冷静に思い出せばいい思い出も少なくないものですね。そういう意味でも「解釈を変える」ことが重要なのかも知れません。
格差は心を壊す 比較という呪縛 / リチャード・ウィルキンソン
こちらは以前「なんでもわかるキリスト教大辞典」を紹介して頂いた方の紹介本です。なんでも、以前この読書会で聞いた「最高の体調」を読んだ時の「格差の少ない狩猟採集民」の存在をきっかけに「格差」について興味を持ったとのことでした。
内容としては「格差」がもたらす悪影響について解説した一冊とのことです。格差によて弱者側が苦しくなるのは納得しやすいと思いますが、強者にすら害をなすという話が印象的でした。このあたりは皆さん問題意識を持っているようで、意見交換でひとしきり盛り上がりましたね。
光秀の定理 / 垣根涼介
こちらは今回初参加の方の紹介本です。内容としては、歴史上の人物・明智光秀にスポットをあて、架空の第三者から当時のストーリーを語るという歴史小説だとのこと。個人的な話ですが、歴史は自分にとってはあまり明るくないジャンルなので、こういう形でお話を聞けるのはありがたいです。
確率論のモンティ・ホール問題を戦に応用しているらしく、そのあたりが普通の歴史小説とは違うとおっしゃっていました。確かに、それは斬新なアイデアで面白そうです! 参加者の皆さんも歴史に詳しい方が多く、あまり得意でない私は話を聞いているだけでも勉強になりましたw
詳細レポート
もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。