【レポート】第19回レバレッジ・リーディング読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第19回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2020年9月12日(土)
  • 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
  • 参加人数:5人
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

ヒトの目、驚異の進化 視覚革命が文明を生んだ / マーク・チャンギージー

この本はわたくしKJが紹介した一冊。8/31に読んだ本なので、8月分にぎりぎり滑り込んだこの一冊が8月のベスト本となりました。内容としては、ヒトの目の機能を進化論的な視点から解説したものとなっています。

主なテーマは4つで、それぞれ「色覚」「両眼視」「目の錯覚」「文字認識」。今まで一般的に考えられていたものとは違った目線からの考察が多く、なかなか興味深いです。人の目は世の中をありのままに認識するために発達したわけではなく、生存に有利なように発達してきた…我々が普段見ているものは何なのか? なかなか考えさせられます。

ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀 / エリック・A・ボズナー他

こちらは、以前「格差は心を壊す」を紹介していただいた方の紹介本です。前回に引き続き、今回の感染症騒動を通して格差や経済について勉強するために読んだ本だとのことです。現在のような大きな動きがあるときこそ、新たに学ぶ姿勢が問われるのかも知れません。

内容としては市場原理に任せることを通して経済を回すためのアイデアを紹介しているとのこと。私有財産のオープンソース化、投票権の売買、移民対策などなど経済を良くするためのアイデアが書かれているとのこと。少し具体的にお話を伺いましたが、「確かに」と納得出来るものが多くて気になりました!

兎が二匹 / 山うた

こちらは、以前「学級経営の教科書」を紹介いただいた方のベスト本。この読書会としては初の漫画の紹介本ですね。私自身は普段ほとんど漫画を読まないので、こういう形で面白い漫画を紹介いただけるのはとても良い機会になりますね。

漫画賞なども受賞している作品らしく、漫画の世界では結構有名な作品らしいです(参加者の中でも知っている方がいらっしゃいました)。内容を話しとネタバレになるので…ということで少し紹介しにくそうでしたが(笑)、そのおもしろさは十分に伝わってきました! Kindle Unlimitedでも配信されているらしいので、近々自分の目で読んでみたいと思います!

十字架のカルテ / 知念実希人

こちらは以前「ケーキの切れない非行少年たち」を紹介して頂いた方の紹介本です。内容としては、過去にトラウマを持つ新人の精神科医が主人公の精神鑑定・ミステリー小説だとのこと。知念さんと言うとどちらかと言うとラノベ・ファンタジーのイメージが強かったのですが、こちらはかなりリアルな作品だそうです。

普通に生活をしているとなかなか考えることのない精神鑑定についての話。精神鑑定の結果「無罪」になるという話は聞いたことがある方も多いと思いますが、その経緯などについても知るきっかけになるそうです。犯罪者の心の闇を暴いていく展開もスリリングで、興味深い作品だったとのことでした。

中世の音・近世の音 鐘の音の結ぶ世界 / 笹本正治

こちらは以前「運気を磨く」を紹介していただいた方の紹介本です。内容としては、「鐘の音」をキーとしてそれが人々にもたらした影響やその時代における変遷を紹介した一冊だとのことです。紹介してくれた方は民俗学に興味があるらしく、この本もその要素が大きいとのことでした。

そもそも音というものは人間にとって特別な意味を持つことであり、鐘の音というのは歴史的にも宗教的な位置づけが与えられていたそうです(人と神をつなぐものとしての鐘)。その製造技術の伝播との関係や、鐘の伝承・伝説についてなど、はじめて知ることが多くて勉強になったとお話していました。気になりますね!!

詳細レポート

もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。