【レポート】第15回レバレッジ・リーディング読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第15回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2020年6月21日(土)
  • 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
  • 参加人数:5人(オブザーバー1人含む)
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

ユニケージ原論 / 當仲寛哲他

こちらは私が紹介させていただいた一冊。僕が読了した時点で読書メーターの登録数が10というどマイナーな本ですが、個人的には読んでいて非常に面白かったので紹介させていただきました。オススメかと言われると微妙ですが、少なくとも僕はめちゃくちゃ面白かったですw

内容は「ユニケージ」と呼ばれるユニークなシステム開発手法について。「プログラムはシェルスクリプトで書かれる」「データベースを使わない」等、常識外れの手法ですが、その背後にある思想が刺激的で、なかなか示唆に富むアプローチだと思いました!

NOKIA 復活の軌跡 / リスト・シラスマ

こちらは、前々回「翻訳地獄へようこそ」を紹介していただいた方の紹介本です。ご存知の方も多いかも知れませんが、かつて携帯電話(いわゆるガラケー)で世界的なシェアを誇っていた「NOKIA」という会社の経営について一冊。

具体的には、スマホの普及によって携帯電話の市場自体が縮小する中で、どのようにしてその業績悪化から復活したのかが書かれているとのことです。なまじ成功体験があり、組織が大きくなっているだけに、その再建は困難を極めたようです。経営陣がどのような采配をとったのか、気になります!

それでも人生にイエスと言う / V・E・フランクル

こちらは今回初参加の方に紹介いただいた一冊。「夜と霧」で有名なV・E・フランクル氏の講演録とのことで、紹介者の方は自分の価値観を変えるきっかけにもなるほどの本だったとおっしゃっていました。

人は誰しもが右肩上がりに人生が好転していくわけではなく、歳とともに「明日が昨日より良くなる」と信じることが難しくなってくるものです。そういった、必ずしも山頂に登っていくような人生が難しくなったときにどう振る舞うのか? 収容所という極限状態を通してそれを考えさせられたとのことです。

経済政策で人は死ぬか? / デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・パス

こちらは前回「PSYCHO-PASS」を紹介して頂いた方の紹介本です。なかなかインパクトのあるタイトルで、今の世界の状況を見ても考えさせられるところがありそうです。筆者は公衆衛生の専門家で、過去の不景気における経済政策と国民の健康状況を研究した本だとのことです。

結論から言うと、不景気には景気刺激策を積極的に行うべきというもので、特に財政緊縮は絶対に避けるべきとのことでした。リーマンショックやブラックマンデー、ギリシア危機などの恐慌と自殺率や国民寿命などを比較しながら解説している本らしく、なかなか読み応えがありそうです!

詳細レポート

もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。