こんにちは!
ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第26回目の読書会について紹介します!
読書会概要
- 開催日:2020年12月26日(土)
- 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
- 参加人数:4人
- 読書会全体の詳細はこちら
参加者の読んだ本リスト
この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。
紹介された本
ウォール街のランダム・ウォーカー / バートン・マルキール
この本は以前「ブループリント」を紹介していただいた方のベスト本です。「株式投資は予測することができない」という理論のもと、幅広く投資をすることでリスク分散をするという「インデックス投資」と呼ばれる方法を推奨する一冊。私も以前読んで印象的だったこともあり、ベスト本に選ぶのも納得の名著だと思います。
紹介者の方は、この本に書いてある「チューリップ・バブル」の話などの読み物としていの面白さと、手間のかからない投資を知ることができたという実用性の両面で印象的だったようです。また、投資を学ぶことを通して、悪徳な金融商品の進めなどに引っかからないようになるという意味でも良かったとおっしゃっていました。
「働きたくない」というあなたへ / 山田ズーニー
こちらはわたくしKJが紹介した一冊。フリーライターの山田ズーニーさんという方が「働く」ということについて真摯に向き合い、主に「就活」を控えた学生に向けた思いの丈を綴った一冊。しかし、その仕事観はなかなか印象的で、学生に限らず、実際に日々仕事に向かう人にとっても考えるきっかけになる本だと思います。
この本のメインメッセージは「仕事とは『社会』とのへその緒だ」ということ。「仕事をしたくない」と感じている人も多いとは思いますが、仕事を通して個人が社会と結びつくという意味では、それは必ずしもネガティブなものではないんじゃないかなと思います。世の中が大きく変化している時期だからこそ、考える価値のある事なのかも知れません。
姑の遺品整理は、迷惑です / 垣谷 美雨
この本は以前「発達障害サバイバルガイド 」を紹介していただいた方のベスト本です。タイトル通り、亡くなった姑の遺品整理を行う女性が主人公の小説だとのことです。姑が生前住んでいたのが公団ということもあり、ゴミ捨て場が遠いことやエレベータがないなど、描写やシュチュエーションなどがリアルなのが印象的だったとおっしゃっていました。
タイトルを見ると、姑の遺品整理をすることになった恨みつらみが語られそうなものですが、物語が進んでいくと、必ずしもそう一筋縄ではいかない話のようです。ものと思い出の関係を考えさせられるきっかけになったとおっしゃっており、なかなか気になる一冊です。「片づけ」が今ホットなトレンドだということもあり、断捨離というテーマでひとしきり盛り上がりました。
モヒカン族の最後 / ジェイムズ・フェニモア クーパー
この本は今回初参加の方のベスト本。僕は全然知らなかったのですが、有名なアメリカの小説だそうで、アメリカ文学の最古典のような位置づけの本のようでした。「レザーストッキング物語」という五部作のシリーズうち、二作目だそうで、なかなか壮大な歴史物語のようです。
舞台はアメリカ植民地時代。イギリスとフランスがアメリカ大陸で争うフレンチ=インディアン戦争のさなかのアメリカ原住民たちやヨーロッパから渡ってきた人々の織りなすドラマを描いた作品だそうです。この方は子どもの頃に児童文学版を読んだ経験があるそうで、読んでいてその時のワクワク感が蘇ったとおっしゃっていました!
詳細レポート
もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。