こんにちは!
ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第5回目の読書会について紹介します!
読書会概要
- 開催日:2019年6月15日(土)
- 開催場所:Skypeによるボイスチャット
- 参加人数:4人
- 読書会全体の詳細はこちら
参加者の読んだ本リスト
この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。
紹介された本
いま世界の哲学者が考えていること / 岡本 裕一郎
こちらはわたくしKJが紹介した本です。現代哲学の解説書で、現在進行形で議論されている論点をさらっと説明しています。まさにこのブログで議論しているような内容も多く、非常に興味深く読めました。
日本で哲学というと、過去の哲学者たちの思想(プラトン、ニーチェ、カント等)を探求する学問だと捉えがちですが、 世界の潮流はそうではないと主張しています。テクノロジーや経済学・宗教などの幅広い分野を参照しながら人間はどこからきてどこにいくのかを考える面白さを再認識させられます。
日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち / 吉川 徹
前回「都市は人類最高の発明である」を紹介していただいた方の紹介本。日本における年齢・性別・学歴ごとに分類し、データを元に考察した本であるとのこと。豊富なデータがあることも特徴のようです。
特にフォーカスされているのは、若くて非大卒の男性について。日本は大卒かそうでないかで収入などの格差が大きく、割りを食っているのがこの人達であるらしいです。女性や高齢者は社会的な弱者と見做されるため救済措置がとられるが、若い男性であることから弱者とは見られず、今まで放置されていたこの層を救済すべきだという主張だそうです。これからの日本を考えるうえで、知っておきたいと思える内容ですね。
直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN / 佐宗 邦威
この本は前回「樹木たちの知られざる生活」を紹介された方のベスト本です。カイゼン思考や戦略思考、デザイン思考など色々な思考法がありますが、この本で提唱されているのはビジョン思考。
「ビジョン思考」とは、思いつきである妄想を解釈していき、それを実行するにはどうすればいいのかを考える思考法とのこと。新しいものを作るためには妄想力を鍛え、どんどん実行することが大事のようです。この読書会自体も、より面白いものにするためにこの本を読んでクリエイティビティを養った方がいいかもしれません!!
ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか / 熊谷 徹
この本は以前「創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」」を紹介された方の紹介本です。以前、別の方がこの読書会で紹介した「ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活は「豊か」なのか?」の姉妹本です。なんでも、「年290万円」を買おうとしたら間違えてこの「150日休んでも」を買ってしまったのだとか。
日本人の感覚としては年150日も休むというのはちょっと信じがたいですが、ドイツ人はやはりそのくらいしっかり休んでいるようです。残業などはせず、メリハリをつけて生産性の高い仕事をしているのがポイントみたいですね。一方、時間内に仕事を終わらせなければならないプレッシャーや、休みが多い分会社に出ている人にかかる負担が大きいなど、良いことばかりでも無いようです。。。
詳細レポート
もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。