【レポート】第34回乱読の読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第34回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2021年5月8日(土)
  • 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
  • 参加人数:5人
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

ネットは社会を分断しない / 田中辰雄、浜屋敏

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。内容としては、タイトルの通り、「ネットは社会を分断しない」ということをデータをもとに解説していくというものになっています。この本の主張を100%鵜呑みにするのも危険な気はしますが、なかなか新鮮な視点で興味深い一冊です。

ネットはどうしても極端な意見が目立ちがちですが、多くの人にとってはネットは相互の意見を取り入れるために有効に使われているのではないかというのが主なメッセージです。いづれにしても、ネットの世論を真の世論とみなしてはいけないという主張は非常に示唆に富んでいると思います。

アストロバイオロジーとはなにか / 瀧澤美奈子

この本は以前「空が青いから白をえらんだのです」を紹介していただいた方のベスト本です。宇宙における生命を追究する学問領域「アストロバイオロジー」について解説されている一冊であるとのこと。この「アストロバイオロジー」という分野はNASAによって提唱されたものだそうです。

人間は生物とそれ以外を比較的すぐに見分けることができますが、「生命」の定義はなかなか難しいようです。生命の起源とはなんなのか?生命はどこで生まれたのか? 生命にとって根源的なそういった問いについて追求する「アストロバイオロジー」という学問領域、気になります!

カラオケ秘史 / 烏賀陽弘道

この本は以前「誰が星の王子さまを殺したのか」を紹介していただいた方のベスト本です。コロナ禍ではどうしてもしぼみがちですが、日本の文化である「カラオケ」について、その歴史や起源を体系立てて解説しているという本だそうです。

実際の「カラオケ」のシステムを作った開発者の方々の話なども豊富に出てくるようです。この本を紹介していただいたときには、カラオケ文化が日本特有のものであるということや、海外における人前で歌うことという行為についてなど、文化的な意味でのカラオケについてもなかなか盛り上がる会話になりました!

「神様アンテナ」を磨く方法 誰もが感じているのに気づいていない幸運のサイン / 桜井識子

この本は以前「震災ウラ噺 」を紹介していただいた方のベスト本です。神社へのお参りの際に気をつけるべきことや、神社と寺の違いなど、様々な意味での「神様」との付き合い方について書かれた一冊のようです。やや怪しげなタイトルですが、なるほどと思うことも多かったとのこと。

お話を聞いている限り、ガッツリ宗教的な解説というよりは、もうちょっとカジュアルな形での神社・仏閣との付き合い方の本なのかなという印象を受けました。八百万の神々と言われる通り、神様の得意分野もそれぞれなので、適切なお願いの仕方をするのがよいそうです。

正しいパンツのたたみ方 新しい家庭科勉強法 / 南野忠晴

この本は以前「読む力は生きる力」を紹介していただいた方のベスト本です。なかなかインパクトのあるタイトルですが、著者は家庭科の先生だとのことで、至って真面目に家庭科という分野や生きる力をつけることについて書いてある本のようです。

あまりフォーカスされることのない「家庭科」という分野についてかなり踏み込んで書いてあるらしく、話を聞いているだけでも非常に興味がわきました。正しいパンツのたたみ方は人それぞれなので、それぞれ別の価値観を持つ人とどうやって気持ちよく共に生きていくのか、それが重要だということのようです。

詳細レポート

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