【レポート】第31回レバレッジ・リーディング読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第31回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2021年3月27日(土)
  • 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
  • 参加人数:5人
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

世界史で学べ!地政学 / 茂木誠

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。2月は結構印象的な本が多かったのですが、今まであまり考えていなかった視点が得られたという意味でこの本を紹介させていただきました。タイトルの通り、世界史の流れを置いながら「地政学」について解説するという一冊。

「ランドパワー(大陸国家)」と「シーパワー(海洋国家)」という切り口で歴史や世界情勢を眺める、というのがこの本の主なポイント。日本で生活しているとなかなか意識することのない「地政学」について非常にわかりやすく書かれている一冊なので、入門書としても良いのかも知れません!

遊牧民から見た世界史 / 杉山正明

こちらは以前「くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話」を紹介いただいた方のベスト本。内容としては、遊牧民の視点で世界史を見ていくというものだとのことです。通説となっている歴史は中国や西洋諸国等の定住民族に描かれたものであるがゆえに、遊牧民の視点から見ることも必要ではないかというのがモチベーションのようですね。

遊牧民というと騎馬隊による圧倒的な軍事力のイメージが強いですが、遊牧民の代表であるモンゴル帝国の広大な支配地域は必ずしも戦争に強かったことだけが要因ではないとのことでした。なかなか通説では見られない・語られない側面であるだけに、なかなか興味深いですね。

デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳 / メアリアン・ウルフ

この本は以前「ルポ – トランプ王国」を紹介していただいた方のベスト本です。この本は以前にも別の方からベスト本として紹介されており、その人気がうかがえますね。内容としては、人間がデジタルの本と紙の本とをそれぞれどのような読み方をしているかについて脳科学・神経学的に解説していくというもの。

どちらが良い・悪いという話ではなく、人間がどのようにテキストを処理しているかについて解説しているのが特徴の一冊。ざっくり言うと、デジタルの本は飛ばし読みに優れており、紙の本は深い理解に適しているようです。うまく使いわけていくのが大事になってきそうな印象です。

麻薬と人間 100年の物語 / ヨハン・ハリ

この本は今回初参加のかたに紹介していただいた方のベスト本です。タイトルのとおり、麻薬と人間の歴史を描きつつ、その社会的な影響を描いたノンフィクションのようです。麻薬や大麻は絶対に規制すべきものであるという社会に生きる我々にとって、新たな視点を与えてくれるような一冊とのことでした。

世界でヘロインや大麻などが規制されるに至った歴史や、それと伴って生み出されていくブラックマーケットについても書かれているようです。もちろん薬物依存は好ましくないことだとは思いますが、そうであればアルコールやタバコはどうなのか?そもそも人間にとってある種の依存は必要なのではないか?など、根本的な問いにもつながる、なかなか深い示唆が書かれていそうな感じです。興味深いですね。

自分のペースでゆったり学ぶ Excel VBA / 日花 弘子

こちらは以前「正しく書いて読むための 英文法用語事典 」を紹介頂いた方の紹介本です。その方は最近自動化について興味をもちはじめたらしく、その中で読んでみた一冊だとのこと。Excel等で使われる「VBA(Visual Basic for Applications)」の入門書のようです。絵本のような雰囲気でストーリー仕立てになっているとのことです。

プログラミングの前に自分のやりたいことを書き出すということや、プログラミング言語がコンピューターと人間のコミュニケーションツールであることなど、プログラミングの基本的なところが腑に落ちたというコメントでした。こういった考え方はプログラミングに限らず普通の業務にも参考にありそうだとおっしゃっていました。

詳細レポート

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