こんにちは!
ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第28回目の読書会について紹介します!
読書会概要
- 開催日:2021年2月13日(土)
- 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
- 参加人数:3人
- 読書会全体の詳細はこちら
参加者の読んだ本リスト
この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。
紹介された本
戦後経済史は嘘ばかり / 高橋洋一
こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。1月はそこまで印象深い本はなかったのですが、その中でも気づきが多かった本ということで紹介させていただきました。内容としては、戦後の経済史の通説を否定していく形で持論を展開していくというものです。
個人的に印象的だったのは「固定相場性は為替レートが一定になるように常に為替介入する制度」だということ。言われてみれば「確かに」な内容ですが、固定相場性について今まで自分が全然考えたことがなかったことに気づいたという意味で勉強になりました。
完全版ターコイズ・ブック / 小寺康友
こちらは以前「草原の国キルギスで勇者になった男」を紹介いただいた方のベスト本。「トルコ石」としても知られるターコイズという鉱石について紹介した本らしいです。写真も多く掲載されているようで、知識を増やすという意味だけでなく、単純に眺めているだけでも楽しめそうです。
私も全然知らなかったのですが、近年はインディアンジュエリーとしてアメリカ産のターコイズの人気があがっているらしく、その専門家の方によるターコイズについての一冊だそうです。紹介者の方は簡単な入門書のレベルを超えているとおっしゃっており、自分の知らない世界だけに、なかなか気になる一冊です。
三つのブルジョワ物語 / ホセ・ドノーツ
この本は以前「開拓者たち」を紹介していただいた方のベスト本です。紹介者の方は最近ラテンアメリカ文学にはまっているらしく、この作品もその一環で読んだ本だそうです。筆者はマジック・リアリズム的な作風で有名なチリの作家とのこと。私もラテンアメリカ文学はノーマークだったので、話を聞いているだけで面白かったです!
顔を自在に変えたり手足を取り外したりできる女性が登場したり、ホームレスと若者が人格交換をしたりと、まさにマジック・リアリズムな技法が特徴的な物語だそうです。ラテンアメリカの男性社会(マチズモ的思想)の抑圧や、その中でしたたかに生きる女性たちの姿が描かれているようで、そういう時代・社会背景を考えつつ読んでいくのも面白いですね。
詳細レポート
もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。