こんにちは!
ここでは乱読の読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第45回目の読書会について紹介します!
読書会概要
- 開催日:2021年10月23日(土)
- 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
- 参加人数:4人
- 読書会全体の詳細はこちら
参加者の読んだ本リスト
この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。
紹介された本
ふるさと納税の理論と実践 / 保井 俊之、保田 隆明
こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。ふるさと納税について、その経済・財政的な位置づけやその実践としての事例紹介・課題点などを解説している一冊。なにかと話題になりがちな返礼品についても大きく取り上げられています。
実例紹介や地域経営という視点から語られがちな「ふるさと納税」について、その経済的な影響や税制上の意味を広く解説しているのが面白いと思いました。私はこれまでふるさと納税はやったことがなかったのですが、この本をきっかけに始めてみようかなと言う気になりました!
The Curious Incident of the Dog in the Night-Time / Mark Haddon
この本は以前「はじめての<脱>音楽 やさしい現代音楽の作曲法」を紹介頂いた方のベスト本です。この読書会としては初の洋書の紹介ですね。洋書は自分で読む機会がある人は少ないと思うので、こういう場で話を聞けるのは嬉しいですね。
タイトルを日本語に訳すと「夜中に犬に起こった奇妙な事件」。犬をめぐる出来事の謎を問いていくという児童書ではありがちな展開ではあるものの、主人公が何かしらの精神的な疾患を患っているというのが特徴だそうです。精神疾患を持っている人の生きにくさを描きつつ、希望も描いているというそのバランスが良かったとのことでした。
プロ司書の検索術―「本当に欲しかった情報」の見つけ方 / 入矢玲子
この本は以前「スカイシティの秘密」を紹介頂いた方のベスト本です。内容としては、プロの司書の方が使っている情報収集の方法論や考え方・ツールなどを紹介している一冊だとのこと。紹介者の方は図書館で借りて読んだそうですが、返したあとに購入するほど良い本だったとのことです。
GoogleやWikipediaなどさまざまな情報ツールがあるなか、図書館や司書が必要な理由がわかるとのことです。そういった情報ツールでわかるのは表層部分だけであり、深層の部分を知るためのヒントが得られるようです。なかなか確かな情報を見つけるのが難しい時代だからこそ、実用的そうな一冊です。
アフリカの難民キャンプで暮らす – ブジュブラムでのフィールドワーク401日 / 小俣直彦
この本は以前「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」を紹介頂いた方のベスト本です。内容としては、学術研究としてガーナの難民キャンプで暮らした方によるルポルタージュのようなもののようです。ソマリアからの難民を受け入れる難民キャンプが舞台のようです。
ガーナはあくまでも人道的な場所を提供しているだけであり、そこで暮らす難民には将来も含めなんの保証もされません。今の生活はもちろん、将来のことも全く見えない中苦しい生活を続ける難民の方々をどうするか、難しい問題ですが、人類が直視しなければならない問題なのでしょう。
詳細レポート
もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。