【レポート】第51回乱読の読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第51回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2021年1月23日(土)
  • 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
  • 参加人数:3人
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

生物から見た世界 / ユクスキュル、クリサート

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。この本は生物から見て世界がどのように見えているのか?をさまざまな動物・昆虫の実験を絡めながら紹介していくという内容です。「環世界」という概念について知りたくて読んでみた本ですが、想像通り楽しく読めた本でした。

良く引用されるので、もっとお堅い感じの本なのかなぁと思っていましたが、文庫で200ページ程度で分量も多くなく、文体も読みやすかったのが以外でした。様々な生物の特性や、それぞれの生物が世界をどのように見ているのか、というのがなかなか興味深かったです。

古代日本の官僚 天皇に仕えた怠惰な面々 / 虎尾達哉

この本は以前「その魔球に、まだ名はない」を紹介頂いた方のベスト本です。古代の統治制度に興味があるらしく、その一環で読んだ一冊だとのこと。内容としては、タイトル通り古代日本の官僚の実態を解説していくというもの。

様々な資料を引用しながら、日本の官僚がいかに怠惰であったのか、また、それに対して政府が比較的ぬるい対応をしてきたかを説明しているようです。官僚という言葉の響きからは程遠いけれども、人間味の感じられる実態が見られるという意味で読んでみると面白いのかもしれません。

新釈 走れメロス 他四篇 / 森見 登美彦

この本は以前「書きたい人のためのミステリ入門」を紹介頂いた方のベスト本です。「走れメロス」「山月記」などの5つの近代日本の短編について、現代作家の森見登美彦さんが現代を舞台ににリライトしているというもののようです。

紹介者の方は元ネタとなった作品も読んでいたそうなのですが、現代風に書き換えられているとはいえ、原作のエッセンスや外せない要素はしっかりと押さえていて面白かったとのことでした。なかなかほかの本ではないアプローチだと思うので、新鮮な気持ちで読めそうな本ですね!

詳細レポート

もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。