【レポート】第7回レバレッジ・リーディング読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会の前身であるレバレッジ・リーディング読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第7回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2019年8月17日(土)
  • 開催場所:Skypeによるボイスチャット
  • 参加人数:3人
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

利己的な遺伝子 / リチャード・ドーキンス

こちらはわたくしKJが紹介した本です。この本は、ゲーム理論や進化論についての思索を通して「生物とは何か?」という問いについて考察する進化生物学の本です。原典は40年以上前に書かれており、かなり古い書籍ではありますが現代人が読んでも十分読み応えのある本だと思います。

この本で主張している内容は、生命の本質は遺伝子という自己複製子にあり、個体とはそれを伝える為のキャリアに過ぎないというものです。個体が単なる遺伝子のキャリアに過ぎないという主張はなかなかエキセントリックにも見えますが、それはそれで一つの意見として受け入れ、みずからの生命観を考えさせられる一冊でした。

苦しかったときの話をしようか / 森岡 毅

この本は、前回「エッセンシャル思考」を紹介していただいた方の紹介本です。この本は、USJのマーケターとして有名な筆者が、これから働き始める娘に書いた手紙の形式だとのことです。書かれている主な内容は、世の中のこと、自分の仕事の軸のこと、そして、自分が苦しかった時のこと。

人には3つのタイプがあり、シンキングタイプ、コミュニケーションタイプ、リーダータイプの三つに分かれると論じており、自分の強みを分析するきっかけになったそうです。単なる机上の空論ではなく、USJで数々の企画を成功させてきた筆者だからこそ説得力があるとおっしゃていました。

シルバー民主主義の政治経済学 / 島澤 諭

こちらは前回「残業学」を紹介していただいた方の推薦本。シルバー民主主義とは少子高齢化が進み、高齢者重視の政策が推進される結果、なかなか未来に向けた政策が打てなくなる状況のことだそうです。まさに今の日本の状態であり、7月は選挙もあったこともあり、この本を手に取ったそうです。

高齢者としても将来の世代を考えていないという訳では決してないけども、民主主義のシステムとしてどうしても高齢者重視の政策が多くなってしまうのが現実のようです。色々とその打開策が提案されているようですが、紹介いただいた方の意見としては、結局それらも高齢者にメリットがないので、実際に採用される可能性は低いのではないかとのことです。民主主義自体の限界なのかもしれませんが、これからの日本を考える上では避けて通れないことなので、じっくり国民レベルで議論するべきことなのかもしれませんね。

詳細レポート

もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。