【レポート】第40回乱読の読書会

こんにちは!

ここでは乱読の読書会のレポートを記載しています。今回の記事では第40回目の読書会について紹介します!

読書会概要

  • 開催日:2021年8月14日(土)
  • 開催場所:ZOOMによるボイスチャット
  • 参加人数:6人(オブザーバー2人含む)
  • 読書会全体の詳細はこちら

参加者の読んだ本リスト

この回に参加した方々の読んだ本のリストはこちら。

紹介された本

平成ネット史 永遠のベータ版 / NHK『平成ネット史(仮)』取材班

こちらはわたくしKJが紹介させていただいた一冊です。平成から令和に切り替わるタイミングでNHKで放送された特番「平成ネット史」の書籍版です。平成の30年間におきた日本のインターネットの歴史について、対談形式で振り返って行くという内容。

対談しているのが落合陽一さん、宇野常寛さん、堀江貴史さん、ヒャダインさんなど、インターネットやテクノロジーについての知見の深い方やインターネットで有名になった方ということもあり、非常に深い議論がなされています。この時代を振り返る意味でも、なかなか楽しめる一冊です。

フィールド言語学者、巣ごもる。 / 吉岡 乾

この本は以前「News Diet」を紹介頂いた方のベスト本です。ご存知の方も多いと思います

この本は以前「仕事文脈」を紹介頂いた方のベスト本です。現地で人と話しながら言語について研究する「フィールド言語学者」が、自粛期間でフィールドに出られないという状況で書いたエッセイだとのこと。言語についての話が多く、なかなか斬新な視点が多いのかもしれません。

「ハリーポッター」における「例のあの人」が各種言語でどのように翻訳されているのかや、日本語が他の言語に比べてどのような特徴があるのかなど、言語学者ならでは切り口が新鮮だったそうです。紹介のあとは、日本語の特徴についてひとしきり盛り上がりました!

Shrink~精神科医ヨワイ~ / 七海仁,月子

この本は以前、「銀河鉄道の夜」を紹介していただいた方のベスト本です。こちらは話題にな

この本は以前、「十字架のカルテ」を紹介していただいた方のベスト本です(約一年ぶりに参加いただけました!)。こちらは精神科医をモチーフにした漫画で、自殺率の高い日本という国でより多くの人を救えるように奮闘する物語だそうです。

紹介社の方がおっしゃっていたのは、東日本大震災のPTSDの方のストーリーが非常に印象的だったということです。なかなか普段触れることのない精神科医というしごとについて、漫画という形で触れることができるというのは良いきっかけになるのかもしれません。

青い月の石 / トンケ・ドラフト

この本は初参加の方のベスト本です。こちらは岩波少年文庫から出ているファンタジー小説で、(私は全然知らなかったのですが)筆者の方は有名なオランダの作家さんだそうです。なかなか普段触れることのないジャンルの本だったので、こういう機会にお話を聞けるのは良いですね!

地下世界を舞台をしたファンタジー小説らしいのですが、物語のなかで有名な童話や神話等のモチーフが現れているというのが印象的だったということでした(日本で言う「3つの御札」や「花いちもんめ」など)。こういうギミックのある小説は読んでいて楽しそうです!

詳細レポート

もう少し詳細なレポートは主催の個人ブログをご参照下さい。